彼がいなかったら,エドモントンには来ていなかったでしょう。

そしてもしかしたらカナダにですら来ていなかったかもしれません。

Patrickは,僕のルワンダ時代のベストパートナーフランスコワの親友です。

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彼がフランスコワ。そして,

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彼がPatrick(パトリック)です。

 

超簡単に彼の紹介しますと,

彼は1994年に起きた大虐殺(ジェノサイド)により,ルワンダを脱出。

フランスで難民として生活をし,心理学の修士をとり,心理学者として働き,

その後難民受け入れが充実していたカナダに移動し,ソーシャルワーカーなど色々な仕事をしながら生活。

そして現在に至るといった感じです。

 

彼はルワンダにいた頃は,聾者と言われる耳の聴こえない子達に対してダンスや音楽を教えたりしていました。

そんな中大虐殺が起き,何とか生き延びた彼は今も教え子達の生存が気になってたまらないと言っていました。

そしてまたもやミラクルで,聾学校の先生をしていた僕の先輩隊員の学校にいた子達の写真を見せていたら

「この子僕の教え子だ!!!!!」

という子が2人いました。

生存すら分からなかった彼らの顔を写真で見れて本当に喜んでいました。

 

そして,彼の夢のひとつに

もう一度ルワンダに聾者学校を作り,彼らの才能を惹き出し自立出来るサポートをしたい

というのがあります。

まだまだルワンダの聾者の生活レベルが低い,でも彼らには素晴らしい才能があり,教育システムさえキチンとしていれば一般の人達同様,もしくはそれ以上になる事が出来ると彼は信じています。

実は今年から走り出す予定のプロジェクトでしたが,色々とトラブルが重なり断念。

来年に向けて色々と準備,構想を練っている所です。

僕もそれをサポートする為に色々と案を毎日の様に出し合っています。

 

彼からは虐殺当時の話だったり,どうやったら平和な国が作れるか?という実体験に基づいた話や考えを色々聞かせてもらって,それだけで本当にエドモントンに来て良かったと思っています。

ここ数年で本当に強く感じる事は,

平和というのは,本来はそこにあるものかもしれないけれども,

特に大事なのは,一人一人がその平和を作っていこうと想う気持ちと行動

だという事です。

僕を含めた30〜40代くらいまでの

日本人は安全や,衣食住などが当たり前のようにあるものだと思っていますが,

逆に生まれながらに危険な目にあったり,生きる事自体が大変な環境にいる人達が沢山います。

その原因の殆どが,先進国と呼ばれた僕たちが自国の利益の為の影響を受けた事が原因になっております。

 

これに気づき,さらに他国で起きている事を自分の事のように感じられる一番簡単な方法は,

それぞれの国に友達がいる事

ではないかと思います。

 

僕の所属するNPO法人AYINAは基本的には,日本の人達とアフリカの人達を繋ぐ活動をメインにしておりますが,

将来的にはそれを全世界の人達にベクトルを向けていきたいと思っています。

う〜む,ここまで書く予定では無かったのですが,どうしてもこういった内容を書くと熱くなってしまいますね。

 

とりあえず年内にPatrickと一緒に何が出来るかの構想をしっかり生み出したいと思います!

 

 

 

 
最後までご覧頂きありがとうございますアリ(´・ω・)(´_ _)ガト♪

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